船木 芳朗
  • Author:船木 芳朗
  • 感謝の気持ちを常にもって、いつも「ありがとう」と言われる人になれるよう毎日が勉強です。今まで得た知識を一人でも多くの人に伝える事で、人の助けとなり喜んでもらえる事が、世の中に貢献し子孫に注がれていけば幸せです。
  • RSS
船木の音沙汰
船木の感動・思い・考え・伝えたいこだわり情報を・・・・・
1人だけは嫌だろうと思って…全員サングラス姿で合唱 苦しんでいる彼女と一緒に舞台へ 宮古高校
毎日、殺人や詐欺など悲しい報道が多い中、こころ温まるニュース眼が止まり・・・

沖縄県宮古島市にある県立宮古高校
先月行われた合唱祭で、3年生のあるクラスが「全員サングラス姿」で歌いました

2015-10-27Gucci
格好つけたかったわけではありません
クラスには子宮頸(けい)がんワクチンの副反応とみられる症状で光に敏感になり、サングラスが手放せない仲間がいます
「1人だけサングラスは嫌だろうと思って」
一緒に舞台に立つために、クラスメートが提案して実現しました

「15の夜」を熱唱
9月25日、宮古島市のマティダ市民劇場で行われた宮古高校の合唱祭
あるクラスの35人がサングラス姿で登壇し、尾崎豊さんの「15の夜」を熱唱しました
見た目だけでなく、尾崎さんをまねてセリフを語る指揮の男子生徒のパフォーマンスもあって、会場は盛り上がりました

子宮頸がんワクチン接種後に苦しんでいる女子生徒は「みんなと歌って超楽しかった。楽しい思い出がつくれて良かった」と振り返ります

子宮頸がんワクチン接種後に
女子生徒は中学2年生だった2011年に子宮頸がんワクチンを接種
次第に頭痛や虚脱感といった異変があらわれ始め、高校に入ってからは手足のしびれなどで倒れ、保健室に運ばれることが増えました
プールの授業中に過呼吸を起こして溺れ、呼吸が止まったり、ロードレースの練習後、けいれんが続いて意識を失ったり
体調不良や入院もあって、なかなか学校へ通えなくなり、登校できても保健室で過ごすことが多くなりました
光に対しても敏感になり、学校でもサングラスが手放せません

しかも、気づいたのは接種から3年以上がたった今年1月
ワクチンの副反応を紹介するテレビのニュース番組を見たことがきっかけでした

放課後、生徒から提案が
宮古高校では毎年、体育祭、文化祭、合唱祭のどれかひとつを順番で開催しています
今年は合唱祭の年
当初、女子生徒は欠席するつもりでしたが、クラスメートに誘われて練習から参加しました

放課後の練習を終えた後、「サングラスで本番出るのは嫌だな」とこぼすと、隣にいた別の生徒が「じゃあ、みんながサングラスで出たらいいんじゃない」と声をかけました
すると周りの生徒たちも「いいね、曲の雰囲気に合ってるし」と応じました

でも、女子生徒はためらいました
「きっとサングラスつけたくない人もいるはず。それに、持ってない人は買わなきゃいけない。私のために無理しないで」
そう話すと、仲間たちはこう返してくれました
「大丈夫だよ。合唱祭終わったら絶対に『やってよかった』ってなるから」

これを受け、担任の女性教諭は学内で事情説明に回りました
「私がしたことはこれだけ
女子生徒を練習に誘ったのも、サングラスをつけようと動いたのも、ぜんぶ生徒たち
リーダーがいるわけでもなく、おとなしいと思っていた生徒たちですが、しっかり成長していました」


「この一言で全部チャラになった」
両親や祖父母から借りるなどして、当日は全員がサングラスを持参
登壇すると一瞬どよめいたものの、曲が終わると会場は大きな拍手に包まれました

本来、保護者は観覧できませんが、女子生徒の母親は特別に許可をもらって様子を見ていました
体はつらそうでしたが、笑顔を絶やさない我が子
終わった後、クラスメートと握手しながら、こう声をかけられていました

「ありがとう、おかげで一つになれた。最高のクラスになったね」

その言葉を聞いた女子生徒は「この一言で、大変だったことが全部チャラになった」と思ったそうです
これから女子生徒は学校を休んで治療に専念します
「ワガママを言うと『接種前に戻りたい』『高校生活をやり直したい』と思います
でも、その思いはかなわないので、早く治療法が確立され、元気な身体に戻りたいです」


合唱祭をやり遂げたクラスには次の目標があります
「みんなで一緒に卒業する」
女子生徒は今日も闘っています

母の思いは
 <母親のコメント> 日々いろんな症状があり、つらい思いしている中でも「私のためにゴメンね」と経済的な心配をしたり、島外での治療のために「きょうだいに寂しい思いをさせている」と家族の心配をしたり、そんな娘です
今は高校の先生方や友達の理解・支えがあり、休みがちではありますが、何とか頑張って登校しています
体力的には辛いと思います
娘以上に副反応に苦しんでいる子は、たくさんいます
早急に治療法が確立されることと、国からの救済を願っています
そして、この記事を読んで、原因が分からずに苦しんでいる子が副反応のことに気づき、前に進むことが出来るならうれしいです


 <子宮頸がんワクチン>
子宮頸がんは、性行為によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染が主な原因とされる
2010年11月にワクチンに対する公費助成が始まり、13年4月、小6~高1の女子を対象に予防接種法に基づく定期接種となった
接種後にけいれんや痛みなどを訴える人が相次いだ

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://sakurahouseyoshiaki.blog63.fc2.com/tb.php/1899-7d49ea84
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)