船木 芳朗
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船木の音沙汰
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(老いとともに)高齢で突然のてんかん発作、自覚なく
 けいれんなどの発作を繰り返す「てんかん」は、子どもの病気と考えられていたが、高齢者でも多いことがわかってきた
年を取ってから初めて発作を起こす初発のケースも多く、原因がはっきりしないこともある
認知症に似た症状もあり、正確な診断が重要だ

 事故起こし初の診断

 「ウーッ」
2013年9月のあログイン前の続きる朝、福岡市の男性(69)は、自宅で突如体が硬直状態となった
同じ部屋で寝ていた妻が気づいて救急車を呼んだ
市内の病院に運ばれるまで、目は開いたまま「スー、ハー」と必死な表情で呼吸を繰り返していたが、男性には記憶がない
建設現場の責任者となり、早朝から夜まで多忙な生活が続いていた
これまで大きな病気もなく、医師からは「体が悲鳴をあげたんでしょう」と疲労によるものだと言われた
それから1年近く経った14年8月の帰宅中、原付きバイクを運転していたところ、再び意識を失い自損事故を起こした
頭をけがして、同じ病院に運ばれた
このとき初めて「てんかん」と診断された
抗てんかん薬による治療が始まったが、約5カ月後の15年1月にまた意識を失った
同じ病院に入院したが、精神疾患と間違われて鎮静剤などを打たれ、もうろう状態のまま、翌日、退院させられた
別の病院で「てんかんの専門医に診てもらった方がいい」と言われ、市内にある福岡山王病院を受診した
診察した脳・神経機能センター神経内科の赤松直樹・国際医療福祉大教授は、記憶や聴覚、においなどを担う脳の側頭葉が原因のてんかんと診断
処方されていた薬も変えた
翌月に一度、意識を失ったが、それ以降、発作はない
現在、自動車の運転免許証は県公安委員会に「預かり」の形となっているという
男性は「もっと早く適切な治療を受けていれば、運転ができなくなることもなかったのかなとも思うが、通常の状態になったことに感謝したい」と話す
男性の妻は「最初の病院は比較的大きい病院で、診断を間違うわけがないと思っていた
専門医に診てもらえなかったら、もっとひどいことになっていたと思う」と振り返る

 認知症と似た症状も

てんかんの発作は、大脳の神経細胞に異常な電流が流れ、過剰に興奮して起きる
診断では、問診や脳波、CTやMRIによる脳の画像を使う
側頭葉のほか、意思・思考・運動などを担う前頭葉など、障害の起きる脳の部位などによって症状やタイプが異なる
てんかんの発症は20歳未満と60歳以降に多く、日本は超高齢化社会を迎えることからも高齢者の患者は増えることが予想される
患者は65歳以上で推計で約30万人(有病率1%)
赤松さんらによる大規模な疫学調査では、高齢者の有病率は1%を超える見通しだという
原因は脳卒中や脳腫瘍(しゅよう)などが3分の2を占めるが、3分の1は福岡市の男性のように原因がわかっていない
国際医療福祉大福岡保健医療学部(福岡県大川市)の辻貞俊教授(神経内科学)によると、高齢者の初発では全身のけいれんは起きないことが多い
9割以上は「部分発作」という、手足の軽いけいれんや匂いや味の異常などで、記憶がないまま、もうろうとした状態が数日続くこともある
辻さんは「失神や認知症と間違えることもある」と指摘する
別の病院でアルツハイマー型の認知症と診断され、誤った治療で症状が悪化した患者を診たこともあったという
抗てんかん薬には多くの種類があり、タイプや症状などによって、薬の組み合わせや量を調整する
辻さんによると、薬で7割は発作を抑えられる
福岡市の男性の場合、適切な薬が処方されていなかったといい、赤松さんは「医師にももう一段階、上の知識が求められるが、その普及が図られていないことが課題だ」と警鐘を鳴らす

 専門医で詳しく検査

一方、抗てんかん薬を飲んでも、発作が残る場合がある
東北大学病院てんかんセンター長の中里信和教授は「高齢者に限らず、投薬治療を始めて1年たっても発作が治まらないときは、専門の医療機関で詳しく検査を受けてほしい」と話す
薬がてんかんのタイプにあっていない場合や、そもそもてんかんが原因ではないことも少なく無いという
てんかんは、脳神経外科や神経内科、精神科、小児科など多くの診療科がかかわる。厚生労働省は昨年度、専門的な鑑別診断が可能な全国8つの医療機関を「てんかん診療拠点機関」に指定
行政と一緒に相談や啓発を行い、患者と家族を支えるためのモデル事業を始めた
鑑別診断で決め手になるのが「長時間ビデオ脳波モニタリング検査」だ。入院して病室のベッドでの様子をカメラで録画しながら、脳波も測定し続ける
東北大病院では約4日間かける
発作の瞬間をとらえることで診断が大きく変わることもあるという
発作時に本人に意識がなく、病気を認識しにくいことも多い
中里さんは「発作のビデオを本人に見てもらうことで、自分の状態を理解し、治療に向き合うことにつながる」と話す
発作の様子を家族が録画して持参すると、診断に役立つこともあるという

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