船木 芳朗
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船木の音沙汰
船木の感動・思い・考え・伝えたいこだわり情報を・・・・・
キレイな人こそ食べている「朝、ごはん」のルール
体重を気にする女性はごはんを敬遠しがちですが、実はごはんをよく食べる人こそダイエットに成功し、若々しいという衝撃の事実が
さて、イベントではどのような話が繰り広げられたのでしょうか
レポートをお届けします

公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構の協力のもと開催された今回の魅ならい塾
開催の告知を始めてから20時間以内に満席で申し込み受付終了となり、読者の皆さんの関心の高さが示されました
アンチエイジングドクターとして多方面で活躍しているR サイエンスクリニック広尾院長・日比野佐和子さんと、ダイエットカウンセラーで日本アンチエイジングダイエット協会理事の伊達友美さんに「ごはん」にまつわるさまざまなお話を伺いました

加齢による症状を「マネジメント」

最初にご登壇いただいたのは、アンチエイジング医学の専門家として多方面で活躍するR サイエンスクリニック広尾院長の日比野佐和子さん
日比野さんはまず、何が人を老化させるかについて説明してくれました

「老化の原因は、遺伝因子が3、4割、環境因子が6、7割といわれています
環境因子としては生活習慣に関係するものが多く、過度なストレス、睡眠不足、運動不足などもありますが、不十分な食事から来る栄養素の欠乏といった、食生活に関する因子の影響が特に大きいのです」
(日比野さん)

最近アメリカでは、加齢に対抗していくのではなく、加齢によって出てくるさまざまな症状をどうマネジメントしていくかに注目した、「エイジマネジメントメディシン」という考え方が注目されているのだそう
そして、症状をマネジメントするための3本柱は、食事、運動、ホルモンなのだと言います
「ただ、私は、ホルモンの代わりに精神=メンタルが3本柱の一つだと思っています」と日比野さんは指摘します

日本人の健康は「お米のおかげ」

日比野さんが海外で講演をする際、「日本のアンチエイジングの秘訣」として話題にするのが、このメンタルに関わる「気」という言葉
「気」は旧字で書くと構えの中に「米」という字が入りますが、「この字に表れているように日本人の生活の中心にはお米があります
精神を健康に保つためには気の流れが重要で、お米を食べないと気をしっかり保ち病を防ぐことはできません
日本人の健康は、お米のおかげなのです」
(日比野さん)

健康や美肌のためには腸内環境を良好に保つことが大切ですが、お米はこれを理想的な状態に保ってくれるといいます
日本人のおなかには炭水化物をエサとする腸内細菌が多いという研究もあり、「日本人にとって腸内環境を整えるために大切な食べ物」と日比野さんは言います
アメリカではお米は野菜に分類され、ベジタリアンにとって重要なエネルギー源となっていますが、日本では近年の糖質制限ダイエットの流行で、お米を一切食べないという人も少なくありません
「これは非常に危険」と日比野さんは注意を促します

「朝ごはんを抜く人が多いですが、こうすると、その後の血糖値が上がりやすくなります
老化を促進する一因に『糖化』と呼ばれるものがあるのですが、これは糖がタンパク質と結合してしまうこと
血糖値が高い状態が続くと糖化が起きやすいと考えられます
透明な水に糖とアミノ酸が混ざったものを入れて熱すると茶色くなりますが、これも糖化現象の一つで、20代より70代の皮膚のほうがくすむのも同じ原理です
糖化はたるみの原因にもなります」
(日比野さん)

また、厳しい糖質制限では、エネルギー摂取のために糖質の代わりに油や脂質をたくさん取るので、中性脂肪や悪玉コレステロールが増え、動脈硬化のリスクも上がると言います
日比野さん自身、30代に糖質制限ダイエットをしたところ、一過性脳虚血発作を起こし、右腕と右足が麻痺、朝起き上がれなかったという恐ろしい経験があると言います
当時、野菜はたくさん食べていたものの、脂を気にせず、好きな焼き肉をよく食べていたという日比野さん
ダイエットで体重は15キロ落ちたのですが、中性脂肪やLDLコレステロールの値が非常に高くなってしまい、炭水化物を含むバランスのいい食事に戻したそうです

「必要な糖質はしっかり取ってこそ、健康で長生きができます
一番理想的な食事の構成は、炭水化物60%、脂質25%、タンパク質15%です」

と日比野さんは解説しますが、炭水化物が占める割合が多いことに驚く人も多いでしょう
「同じ炭水化物でも、ケーキなど甘いものからではなく、お米から積極的に取る
厚生労働省などによる食事バランスガイドを見ると、一番積極的に摂取を推奨されている食べ物は、ごはんや具だくさんの味噌汁
こうしたものを取って運動をすることが大切です」
と日比野さんはアドバイスします

「ごはんを食べなければ痩せる」は幻想

次にご登壇いただいたのは、日本アンチエイジングダイエット協会理事で管理栄養士でもある伊達友美さん
毎日のように悩みを抱える人の食事内容を指導している伊達さんは、どんな食事が理想的かについて、より具体的な話をしてくれました

まず、伊達さんは問題がある食事内容の事例を説明。20歳・164cm・98kgとかなりふくよかな女性のケースで、彼女のある休日、平日の食事はこんな内容でした

●20歳・164cm・98kgの女性のある日の食事
休日:
【朝・昼食】ナポリタン(冷凍)、ハムチーズパン、お茶
【間食】抹茶のかき氷
【夕食】焼きソバ、小龍包5個、エビチリ、梅酒

平日:
【朝食】コンビニおにぎり1個、菓子パン1個
【昼食】外食/ホウレン草のクリームパスタ、サラダ、辛味チキン
【夕食】冷やし中華

 「身長と体重を聞くとすごく食べているだろうというイメージだと思いますが、驚くほど多いかというと、そうではありません
2日間の摂取カロリーの平均は2076キロカロリーで、体型から想像するカロリーよりも少ないでしょう
こうした体格だと3000キロカロリーは食べているだろうと思う人が多いのではないでしょうか
別の30代170cm・124kgの女性も1日の摂取カロリーは平均2437キロカロリーでした
注目したいのは、20代の女性が2日間で食べたごはんはおにぎり1個だけだということ
30代の女性も1日に子供茶碗半分~1杯しかごはんを食べていませんでした
これを見れば、ごはんを減らしたからといって痩せないことがよく分かります」
(伊達さん)

日本人のお米の消費量は年々激減。農林水産省の発表によれば、日本人一人当たりのお米の消費量は、1962年度に118.3kgだったものが、2015年度には54.6kg(概算)と半分以下になりました
「ところが、それで日本人が痩せたかというとそうではありません。肥満者や糖尿病、高血圧の人が増えているのです」と伊達さんは指摘します

「2016年に食事指導をした方々のデータを整理して問題点をまとめたところ、一番の問題はお米不足であることが分かりました約9割の人にお米が足りていなかったのです
その半数は40歳以上で、メタボリックシンドローム該当者やその予備軍で特定保健指導を受けなければいけない人でした」と伊達さん
ちなみに、摂取不足を心配する人が多い野菜が不足している人は約12%に過ぎなかったと言います

炭水化物の中でも、ごはんがよい理由

 さらに伊達さんは続けます
「糖質制限ダイエットでは、ひたすら炭水化物を制限しますが、糖質が多いものをすべてひとくくりに考えるのは栄養学的には間違いです」

日比野さんの話にも出たように、食後の血糖値が急激に上がると糖化を招きやすいのですが、さらに、インスリンが過剰分泌されるため血糖値が急降下する
こうして高血糖から低血糖へ急激に変わると精神的な揺らぎを生み、うつ状態にもなりやすいと伊達さんは指摘します
「血糖値は緩やかに上げて下げるのがいい。そのためには、血糖値を急激に上げ下げしないごはんがいいのです
また、ごはんは腹持ちがいいので甘いおやつを食べたくなる欲求も抑えられます
まずは、ごはんをきちんと食べる習慣を付けることをお勧めします」
(伊達さん)

データを交えた伊達さんの話に、会場の皆さんもじっと聞き入ります
ごはんにはさらに、水分をしっかり取れるというメリットがあると伊達さんは言います
「ごはんに太るイメージがあるのは食べた後におなかにずっしりくることが大きいのですが、これは、ごはんは調理の際、水分をたっぷり中に封じ込めるので、水分を多く取ることになるためです
水分は美容と健康のために必要なもの。ごはんを主食にしてお味噌汁やお茶を付ければ1食500ミリリットルぐらいは軽く取れるので、ミネラルウオーターなどもこまめに取る必要はありません」
(伊達さん)
また、主食を温かいごはんにすると冷えも解消するそう。

食事パターンは、主食をなるべくごはんとし、温かい汁物、動物性タンパク質が取れるメインディッシュ、野菜のおかず、漬物・フルーツなどとするのが基本
食事の際の器の大きさも重要で、「サラダだけやたら大きい器というのはバランス的に間違っています
汁物を大きな器で食べる人もいますが、ごはんと汁物は同じ大きさの器で取ってください」
と伊達さんは注意を促します
「太る原因になることもある夜は控えても、朝、昼ちゃんとごはんを食べる。1食180gが目安なので、夜を控えるならお昼はかつ丼でもOK
お昼にかつ丼を食べたら、絶対間食しません
甘いものの誘惑に勝つには『準備』が必要なんです」

忙しい朝でも簡単に作れるお勧めごはんメニューの一つは、ビーフジャーキーとナッツ入りのスープごはん。「牛肉はタンパク質の中でも鉄分が豊富なので、貧血が解消できます
また、体を温めるショウガとツナを合わせたおにぎりは、冷凍しておくと便利です」(伊達さん)
もち米からできているお餅も簡単に焼けるので、お米を取りやすい食品の一つ
「ランチでパンかライスかを聞かれたらライスを選ぶ、それだけで人生変わるかもしれません」と伊達さんは言います

ごはんを食べるなら白米がベスト

セミナーの最後に登壇したのは、「日経WOMAN」「日経ヘルス」発行人の藤井省吾
長年「日経ヘルス」編集長も務めてきた藤井は、ごはんについて三つの指摘をしました

講演を締めくくった「日経WOMAN」「日経ヘルス」発行人の藤井省吾
一つ目は、ごはんの中でも特に白米が腸にいい食べ物であること
白米は水分を含んだまま腸を通過するため、白米の摂取量が多い人は便秘が少ないというデータがあると言います
二つ目は、日本人は食物繊維の10%を白米から取っているということ。つまり白米を食べないと大切な食物繊維が減ってしまうというわけです
そして三つ目は、ごはんを食べない糖質制限ダイエットをすると2日間だけは必ず痩せるものの、その後は続かないという事実
私たちの体は糖質をグリコーゲンというものに変えて蓄えていて、これは2、3キロの水分に絡まっているものなので、水分の多いごはんを控えると自然にグリコーゲンが減少するのですが、一過性なのでその状態は長く続かないというわけです
[emoji:v-223]「大切なのは、糖質を取って代謝のサイクルを回すこと。そうすれば、糖質は脂肪と一緒に燃えてくれます」[emoji:v-238]と締めくくりました

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