船木 芳朗
  • Author:船木 芳朗
  • 感謝の気持ちを常にもって、いつも「ありがとう」と言われる人になれるよう毎日が勉強です。今まで得た知識を一人でも多くの人に伝える事で、人の助けとなり喜んでもらえる事が、世の中に貢献し子孫に注がれていけば幸せです。
  • RSS
船木の音沙汰
船木の感動・思い・考え・伝えたいこだわり情報を・・・・・
クルマvs時計
男の贅沢品で10年後もお得なのは
「価値が残る買い物」の極意を教えます
腕時計投資家の斉藤由貴生のお話です。
サラリーマンや公務員の方には夏のボーナスが支給されましたが、今年のボーナスの平均支給額は約83万円とのこと。私からすると、83万円という額はとても多いと感じますが、毎年ボーナスをもらえることが当たり前という感覚の人にとっては、「少ない」という捉え方もあるようです
さて、今回はボーナスの季節ということもあり、贅沢品を買うことをシミュレーション
男の贅沢品といえば、腕時計とクルマですが、同じ贅沢品でもどちらが“お得”かを検証したいと思います
とはいえ、腕時計投資家が書く文章ですから、もう結論はおわかりでしょう

クルマの事例1 メルセデス・ベンツ

高級車の代表といえば、メルセデス・ベンツ
そのベンツのなかでも高いのがS600Lです
バブルのころには560SELというグレードだったこのクルマ
V12の600となってからは2000万円というレベルに到達しました
バブル崩壊後の90年代後半から2005年ごろまでは、一時的に1500万円前後だったこともありますが、大体2000万円という価格帯のクルマです

2013-11-03ベンツS ブログ
2012-6-6ベンツS (2)

さて、このS600Lを新車で買ったとして、ずっと乗り続けていたらいくらになるでしょうか
答えは、0円です

厳密にいうと、3リッタークラス以上のクルマは解体業者が3万円で引き取ってくれることもあるため、3万円分の価値は残りますが、本体価格1500万円に対して3万円の価値しか残らないわけですから、残存価額率は0.2%と極めて低い数値です
もちろん、新車でS600Lを買うような人は、価値が0円になる前に新車のS600Lに乗り換えるでしょうから、1500万円が0円になるという経験をすることは現実的ではありません
ちなみに私の家族は、S500Lを新車で買って6年5万kmで売ったのですが、その際の残存価格率を算出してみたら20.3%でした
しかし、ここで重要なのは、売ったとしてもその後、誰かの元に渡ったS600Lはいずれ0円になってしまうということ
ワンオーナーで、毎年ディーラーで定期点検を受けていようが、10年10万kmを超えたら、その価値は0円も同然
毎年ディーラーで定期点検を受ける場合、その維持費はとてつもなく高くなることは容易に想像できますが、それだけ努力したとしても価値の低下に抗うことはできないのです
そうなってしまう理由の一つが、オークション会場での相場です
オークション会場では、個別の事情に関係なく年式や距離でクルマの価値は決まる傾向にあります
もちろん、オークション会場を通さずに、外車を得意とする中古車店が「毎年ディーラーで整備」ということを評価して若干高い金額で買ってくれる可能性はありますが、それでも残存価格率が7%程度になるような額で買ってくれるなんてことは期待できないでしょう

クルマの例2 初代プリウス

一方、距離に関係なく価値が残りやすいクルマという、とても優秀なクルマもあります
その1つが、私が以前記事で紹介した初代プリウスです
私は初代プリウスを総額50万円で買い、走行距離10万km以上の状態で15万円で売却しました

初代プリウス
この15万円という額ですが、提示してくれたのは自動車買取店です
個人売買で売ったわけでもありません
まして、修復歴ありの車だったため、不利な条件であるにもかかわらず15万円で買い取ってくれたのです
この場合、30%もの価値が残ったことになります
これは私が中古で買った場合ですから、新車と比較すると残存価額率はもっと低くなり、約7%となります
ただし、約7%の価値が残るというのは、フェラーリやランボルギーニなど一部を除けば、クルマではなかなかない事例
つまり、初代プリウスはとても優秀な残存価額率だといえるでしょう

腕時計の例1 ロレックスサブマリーナデイト

時計には定価、新品並行価格、中古価格と3つの価格がありますが、最も高いのが定価です
今回は、何も特別な手を使わず、デパートにて定価でロレックスサブマリーナデイト(16610)を買ったことを想定します

ロレックスサブマリーナデイト
2000年代前半まで約46万円という定価だったサブマリーナですが、現在いくらで売られているのかというと、その額なんと48万円(2016年)
これは、ヤフオクやメルカリを使った個人売買ではなく、質屋さんが公開している買取事例での例です
つまり、デパートで「高いものを買った」と思っても、実は買った値段より高くなっているということになっているのです
そして、この場合の価値残存率は、なんと104%!
このロレックス、15年落ちという半端な時期の時計ですから、ヴィンテージとして評価されもせず、人気は現行品のほうが高いというように、本来は価値が下がっていそうな代物
それにもかかわらず、しっかりと値上がりするというのは腕時計の凄さです
また、並行品を買った場合、定価より安く買うことが可能で、当時の実勢価格を見るとその額約38万円
すると、一気に残存価額率は126%という数値になります
そして中古を買った場合はもっと安く購入可能なわけで、より残存価額率は高くなります

腕時計の場合、うまくいけばこのロレックスのように「買って⇒楽しんで⇒値上がる」なんて夢のようなことが可能となるのです
しかもクルマと違って、10万km超えたから価値が落ちるというように、使ったから価値が落ちてしまうわけでもありません

腕時計の例2 ミルガウス

今度は、イケてない腕時計の買い方でシミュレーションしてみましょう

ロレックスのミルガウスという時計は、2007年に復活した際、とても話題となった時計です
そのため、とんでもないプレミア価格で販売されました
特に高かったのはガラスが緑色の116400GVというモデルで、その実勢価格は約180万円
ちなみに、先日記事でお伝えした私が買ったモデルも同時期に100万円程度というプレミア価格でした

ロレックス ミルガウス 
その116400GVは、2007年から2008年夏ごろまで約180万円という新品価格だったのですが、リーマンショックが起こり、2008年12月ごろには新品が60万円台前半で手に入る自体となったのです
つまり、この116400GV、2008年の年頭には180万円だったのが、一気に60万円まで下落。時計好きの人ならおわかりでしょうが、ここまで極端な大暴落って本当に珍しい事例です
そして、それから今に至っても目立った値動きをみせず、ほぼ相場が回復していないミルガウスなのです

さて、そんなミルガウスを超プレミア価格の180万円で購入して、今売却したとします
一体、どれほどの価値が下がったことにとなるのでしょう
先程と同じ質屋さんが公開している2016年の買取価格では、49万円
180万円で買った時計が49万円ですから、残存価額率は27%。

あれ? 
この数値先程のプリウスに遜色ない値ではないですか
これだけ大暴落した事例でも、腕時計の場合、27%もの残存価額率となるのです
もうおわかりですね
腕時計の価値ってかなり残りやすいのです
腕時計の残存価額率としてかなり最悪な場合のシミュレーションが、クルマにおける超優秀な残存価額率に等しいのです

ということで、「買ったものの価値がいくら残るか」ということを考慮すると、時計の場合、高いモノでもお得に買うことが可能です
同じく高価なモノでも車は使える実用品、一方時計は浪費とされがちです
しかし、残存価額率で考えると、腕時計は決して浪費ではないのです

 すごく勉強になるお話でした
車好きには、すごく落ち込む話ですが・・・
車もプレミアムが付くものもありますが、好きかは別なので・・・
皆さんはどう思われますか

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://sakurahouseyoshiaki.blog63.fc2.com/tb.php/2531-9fe543ce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)