船木 芳朗
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船木の音沙汰
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あなたの目元にもいる?!…まつげダニとは
あなたのまつげにダニがすんでいるかもしれない--
「そんなことあり得ない!」と言う人もいるかもしれないが、通称「まつげダニ」は事実、多くの人の目に存在している
近年は、その存在がドライアイをはじめとする目の不調を引き起こしている可能性も指摘されてきた
ドライアイの専門家で、まつげダニに関する治療を先駆的に手がけている慶應義塾大学の川島素子・特任講師(眼科)のお話です

 街頭調査では約2割の人で発見

 --人間の肌にすむダニがいる、という話は聞いたことがありますが、「まつげダニ」もそれに似たものですか?

そうです
まつげダニというのは通称で、正確には「ニキビダニ」の一種です
最近はその学名から「デモデックス(Demodex)」と呼ぶことが、一般の人の間でも増えていますね
ニキビダニには、D.folliculorumというヒトの毛根部分に生息するタイプと、D.brevisという主に皮脂腺の中にすむタイプの2種類がいます
まつげにすむのは前者で、体長0.35~0.4mmほど
肉眼では見えませんが、顕微鏡では比較的簡単に見えます

 --まつげにダニがいると危険なのでしょうか?

1匹でも見つかると危険だとか、まつげダニ自体に高い病原性があるとは現時点では言いにくいでしょう
ただし、治りにくい眼瞼炎(がんけんえん=まぶたに炎症が起きる病気)の患者さんは、まつげダニの存在率が高いという報告がありますし、いくつかの目の病気では、症状が悪化するとまつげダニが増え、まつげダニを落としてクリーンにすると改善する、という相関性が最近の研究で見えてきました
おそらくまつげダニだけでなく、皮膚にいる細菌との相互関係なども関係した複雑なメカニズムがあるのだと思われますが、詳しくは分かっていません

 --どれくらいの割合で見つかりますか?

正確かつ大規模な調査はありません。今年(2017年)7月、都内で行った「涙の日」の街頭イベントで、通りすがりの人を対象に行った調査では、2割弱の人に見つかりました
まつげの生え際にあって、角膜を守る油分を分泌するマイボーム腺が、何らかの原因で詰まるマイボーム腺機能不全(MGD)の患者さんでは、さらにまつげダニの存在率は上がると思います

 --自覚症状はあるのでしょうか?

目の周りがネバネバする、という人もいますし、まったく何も違和感がないという人もいて、まちまちです
眼瞼炎になると、目の充血、ごろごろした違和感などが出てきます
MGDが起きていれば、ドライアイという形で症状に出てきます

 深刻なドライアイを引き起こす

 --まつげダニがMGD、ひいてはドライアイの原因ということですか?

マイボーム腺から分泌される油分は、涙の蒸発を防ぐ作用があります
MGDになると油分が供給されなくなり、涙がどんどん蒸発する「蒸発亢進(こうしん)型」のドライアイになります
このタイプのドライアイは目薬を差しても、なかなか症状は改善しません
MGDが深刻なドライアイを起こすことは確実です

 --まつげダニが見つかった場合の治療法は?

まずは、患者さん自身に「リッドハイジーン(眼瞼清拭=がんけんせいしき)」を毎日行ってもらいます
専用のシャンプーで最初は1日2回、症状が落ち着いたら1日1回、目元を洗う方法です
ただし1日、2日行っただけではまつげダニは取れません
歯磨きのように毎日の生活習慣としてまつげダニを除去し、目元を清潔にすることが重要です
まつげダニが見つかるケースはMGDが合併していることがほとんどなので、目を温めて詰まった油分を溶かすなどのMGDの治療も合わせて行います

当然ですが、メークをする人はリッドハイジーンの前に必ずしっかりメークを落としましょう
マスカラの成分や、それに付着した汚れは、まつげダニのえさになるとも言われています
毎晩、目元もすっきり洗って寝る習慣をつければ、まつげダニの予防にもつながります

     2017-10-21フリンマン3_0.jpg
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